ウクライナを訪問する際には、日本と比べると格安であり、タクシーが移動手段として便利です。2010年代中盤からスマートフォンを使ったタクシー配車アプリが普及し、手軽にタクシーを呼ぶことができるようになりました。この記事では、ウクライナでのタクシー事情と、人気のタクシー配車アプリを3つ紹介し、それぞれの特徴や利便性について詳しく解説します。

ウクライナのタクシーの特徴
タクシーの平均価格は、例えばキーウ市内ですと2025年2月現在、通常時において10kmほどの移動で250 UAH(約900円、1 UAH = 3.6 JPY)ほどです。
タクシーの運転手になるには、実質的には規制がなく、成人でウクライナで有効な運転免許証を持つ人なら誰でもなれるのが実情です。タクシーの運転手として、自家用車を持つ人で、仕事終わりに、タクシーで2-3時間稼ぐ人がウクライナにはよくいます。また、タクシー会社から車を貸与されながら、タクシーの運転手として働くこともできます。
タクシーに乗る際は、ウクライナでは、助手席または後部座席のどちらに乗っても構いません。助手席に乗れば、運転手との会話をより楽しむことができるメリットがあります。
タクシー配車アプリの特徴
タクシー配車アプリの特徴は以下の通りです:
料金の透明性: アプリを開くと、目的地までの料金が予め表示されるため、乗車後に追加料金を心配することなく安心して利用できます
乗車後の評価システム: ドライバーと乗客が互いに評価を行うシステムがあり、安心して利用できるようになっています。また、アプリ内で問題が発生した場合も、サポートセンターが迅速に対応してくれるため、安心感があります。
安全性:ウクライナでは実質的に誰でもタクシーの運転手になれるため、流しのタクシーだと危険性があります。その点、配車アプリですと、配車アプリに登録する際の身分審査と、乗車後の評価システムがあるため、比較的安全性が高いと言えます。
多様な車両タイプ: 通常のタクシーだけでなく、エコノミークラスやプレミアムクラス、さらにはバンやタクシーを選べるため、個々のニーズに応じた車を選択できます。例えばスーツケースが複数ある場合は、バンを呼ぶのがいいでしょう。
支払いの選択肢: アプリにクレジットカードやデビットカード紐づけることでそれらカードでの支払いも可能で、簡単に決済ができます。また、ウクライナで広く使われているApple Pay、Google Payとも紐付けれます。現金で支払うことも可能ですが、その際はお釣りで揉めないため、あらかじめ財布に料金分を用意しておく必要があります(1000UAHなどの高額紙幣での決済は断られることがあります)。
広範囲なカバレッジ: ウクライナの大都市で広く普及しています
リアルタイムの車両追跡: 配車後、アプリを使ってタクシーの位置をリアルタイムで確認でき、到着までの時間が予測できるため、安心して待つことができます。
ウクライナで人気の配車アプリ3選

Bolt (ボルト)
Boltは、2013年に創業したエストニアに拠点を置くIT会社であり、同名のタクシー配車アプリをヨーロッパ諸国を中心に全世界の多くの国にてサービスを提供しています。ウクライナでは最も人気の配車アプリといえます。また、Boltのアプリから、「Bolt Schooters」を使うことで、キーウなどの大都市の街中にあるBoltの電動キックボードをすぐに利用できることができます(シェアリングサービス)。

Uber (ウーバー)
Uberは、アメリカ発世界的に有名なタクシー配車アプリであり、ウクライナでもサービスを提供しています。以前はウクライナで最も人気の配車アプリでしたが、近年はBoltの勢いに押されており、なかなかタクシーが捕まらないことが増えてきている印象です。

Uklon(ウクロン)
Uklonは、ウクライナのIT企業により開発された国産のタクシー配車アプリです。インターフェイスに少し難があり使いにくい印象がありますが、国産のアプリということを全面に押し出し、広告展開をしています。

出典:https://apps.apple.com/ua/app/uklon-more-than-a-taxi/id654646098
もし上記のタクシー配車アプリが使えない場合は?
上記のアプリが使えないウクライナの地方都市などでは、以下のタクシー配車アプリが使われることがあります:
- Taxi 838
- Citymobil
- Taxi UA
- Taxi 292
- Taxi 579
これらの会社は電話でやりとりして配車を頼む昔ながらのスタイルの場合もあります。
また、ウクライナでは日本とは違い流しのタクシーはほとんどありません。しかしながら、駅やバスターミナルの近くで、タクシーに乗っていかないかと声がけする人たちがいます。このタクシーは外国人が乗る場合は、料金を高く提示してくるのが常ですし、また安全の観点から非常にリスクがあります。タクシーの配車アプリを使うのが無難でしょう。