ウクライナでの長期滞在において携帯電話のSIMカードは必須。ウクライナでは日本とは違い、本人確認なしで簡単にSIMを購入することも可能です。本記事では、SIMカードの購入方法についてみていきましょう。

ウクライナでは主に携帯電話会社は3社あります。各会社の特徴については、下記の記事を参照してください:
携帯電話ショップで購入
街中にあるKyivstar、Vodafone、Lifecellとの看板を出しているお店に行き、SIMを購入することが可能です。この場合、「前払い(Pay in Advance)」としてSIMカードを購入するのが無難です。つまり、SIMカードだけを購入し、料金プラン分のみを事前に入金するスタイルです。前払い以外ですと、「契約型(Contract)」もありますが、「前払い」の方が無難ですので、基本的にはこちらを選択する人がほとんどです。
「契約型」とは、SIM購入者が携帯電話会社に対して、毎月料金プラン分の金額を支払うことを契約することになります。この場合、もし料金が不足した場合、残高がマイナスとなり、あとでこのマイナス分を支払わなければなりません。またSIMの利用を辞める場合、お店またはネットにて契約を終了する手続きをしなければならず、面倒です。
その点、「前払い」ですと、毎月の料金の引き落としの際に残高が不足していた場合、デイリープランに切り替わり、それは残高が0になるまで続きます。残高が0になると、それ以上は引き落とされず、安心です。またSIMの利用を辞める場合、特に手続きをする必要がなく、1年ほど一度も入金しなかった場合、自動的にSIMが無効になります。

ショッピングセンター内のKyivstarの店舗 出典:https://kyivstar.ua/uk/mm/service/centers/list/kyyiv-pr-t-pravdy-58-tc-ornament
また、ウクライナではSIMカード購入時に本人確認の手続きすることなく、購入が可能です。しかし、Lifecellは、本人確認をすることで、毎月の支払い料金が安くなるなどの違いがあります(つまり本人確認なしだと高い料金プランとなる)。本人確認では、自分のパスポートなどの提出が求められ、スタッフがそれを社内のデータに登録することで終了します。
スーパーで購入
SIMカードは、スーパーマーケットでも売っています。特に何の本人確認をすることもなく、レジに持っていき生産するだけで、購入可能です。購入したSIMをスマホに入れ、アクティベートすることで、すぐに使えるようになります。一般的には、200-300フリヴニャで購入することができます。

スーパーに並ぶSIMカード入りのパック
スーパーに並んでいるSIMカードでは、SIMが入った箱の外側に電話番号が印字されているので、自分の好みの電話番号を選ぶこともできます。
ネットから購入
携帯電話会社大手3社(Kyivstar、Vodafone、Lifecell)のサイトから、eSIMを購入することも可能です。eSIMに対応している最新のiPhoneやAndroidですと、SIMカードをスマホに入れることなく、すぐにeSIMを利用できるので便利です。
eSIM購入ページ
- Kyivstar:https://kyivstar.ua/esim
- Vodafone:https://www.vodafone.ua/en/services/esim
- Lifecell:https://shop.lifecell.ua/en/product/starter-package-lifecell-esim/197/384/
例として、LifecellでeSIMを購入する際のステップを見ていきます。
- 自らのスマホがeSIMに対応しているかチェックします
- eSIM対応機種である場合、こちらのページにて「Buy」を選択します
- 購入したいLifecellの電話番号を決定し、自らのメールアドレス等の必要情報を記入して、「Payment」を選択します
- 記入したメールアドレス宛に、eSIMの設定方法が入ったメールが届くので、それに従いeSIMをアクティベートします

LifecellのeSIMの購入画面 出典:https://shop.lifecell.ua/en/esim-checkout/