2025年、ウクライナで中国メーカーの電気自動車の販売が増加中

ウクライナ自動車製造車協会(ウクルアウトプロム)によると、ウクライナにて2025年1月に新規に登録された電気自動車(BEV)は3637台となり、前年同月比で3%の増加となった。このうち、3499台が乗用車であり(新車が646台、中古車が2853台)、商用車は138台(新車が37台、中古車が101台)だった。

新車のBEVにおける車種別TOP5は次のとおり:

  1. BYD Song Plus EV:149台
  2. ZEEKR 001:59台
  3. ZEEKR 7X:41台
  4. アウディQ4 e-tron:39台
  5. フォルクスワーゲンID.4:39台

中古車のBEVにおける車種別TOP5は次のとおり:

  1. 日産Leaf:355台
  2. テスラModel Y:341台
  3. テスラModel 3:312台
  4. ヒュンダイKona Electric:169台
  5. KIA Niro EV:155台

ウクライナの地域別のデータ

ウクルアウトプロムによると、2025年1月に新規に登録されたBEV3637台のうち、ウクライナの地域別のデータは次のとおり:

  1. リヴィウ州:482台(うち、93%が中古車)
  2. キーウ市:475台(うち、62%が中古車)
  3. キーウ州:290台(うち、73%が中古車)
  4. ドニプロペトロウシク州:240台(うち、81%が中古車)
  5. オデーサ州:233台(うち、70%が中古車)

解説

ウクライナにおける電気自動車(BEV)の新車販売において、中国製の車種がTOP3を占めた。上位3車種の合計だけで、249台と、新車BEVの売り上げの38%を占める。

参考に、1年前の2024年1月のランキングを見ると、BEVの新車は894台であり(乗用車、商用車を含む)、車種別のTOP5は以下の通りだった;

  1. フォルクスワーゲンiD.4:286台
  2. BYD Song Plus:83台
  3. ホンダeNS1:80台
  4. トヨタbZ4X:56台
  5. 日産Ariya:50台

上記の通り、2024年1月は車種別のTOP5のうち、中国車は1つ(BYD Song Plus)だった。わずか1年で、ウクライナでのBEVの新車販売の動向が大きく変化したのが見て取れ、今後もこの流れは続くことが予想される。

補足